【朗報】「空から食塩をばら撒く」画期的構想のメカニズムとは!? 地球温暖化の解決策をついに科学者が発見!

画像は「Thinkstock」より引用

気候変動は現代を生きる全人類にとって重要な課題の一つであるが、その解決策の一つとして驚くような方法が提案された。空に塩を撒いて太陽のエネルギーを宇宙へと反射しようというのである。今月26日付の英「Daily Mail」が報じている。

■炭素排出量コントロールの限界

地球の気候を変動させる要因としてよく取り上げられ、対策が叫ばれているのは炭素排出量である。規制の対象として真っ先に槍玉に上がるのは燃料や輸送、重工業といった分野であるが、最近ではスマートフォンの普及により、コンピュータ関連分野からの炭素排出量の割合が急激に増加しているという研究もある。ニュースサイト「The Conversation」の今月26日の記事によれば、この分野からの炭素排出量は2040年には排出量全体の14%を占めるまで増えると予想されているという。

だが、トランプ米大統領をはじめとして、炭素排出量のコントロールによる気候変動対策に消極的な声は根強い。温室効果ガスを減らす地球規模の取り組みが失敗し、その結果、気候変動が大きく進行してしまったら……。そんな事態に備え、米国惑星科学研究所(PSI)の上級研究員ロバート・ネルソン氏は大胆なアイデアを発表した。なんと、地球の大気中に塩をばら撒き、太陽からのエネルギーを反射し、宇宙に戻してしまおうというのである。

■食塩が地球を救う?

このアイデアに使うのは、ごく普通の食塩、あるいは塩化ナトリウムだ。塩を含むエアロゾルを地球の対流圏(海面から約11kmくらいまでの層)の上部に撒くことで、地上に届く太陽光を減らそうというのだ。火山の噴煙による大気の冷却効果と同じようなメカニズムである。同様のアイデアは以前より存在しているが、食塩は入手が非常に容易であり、生物や気候へのリスクも低い物質であるとネルソン氏は考えている。

(1)飛行機でエアロゾルを撒くと、(2)大気は白くなって光を反射しやすくなり、(3)地上に届く太陽の光を減らす。画像は「Daily Mail」より引用

ネルソン氏が食塩を使うアイデアを思いついたのは、太陽系の小惑星帯にある準惑星ケレスを研究しているときだったという。この準惑星には、太陽の光を受けて不思議と明るく輝いている斑点のような部分があり、その原因はクレーターに蓄積した塩だと考えられている。ネルソン氏のアイデアは、ケレスの白い斑点を地球にも人為的に作るようなものだ。

まさに究極の地球温暖化対策といえるアイデアであるが、本当に実現が可能かは今後、実証実験を含めた検証が必要となる。また、別の専門家からは塩素がオゾン層を破壊する可能性が提示されている他、雲の形成を歪めてしまうかもしれないという異論も出されている。

画像は「Daily Mail」より引用

その一方で、地球の大気を人為的に冷却しようという試み自体が地球を破滅に追いやる可能性がある、そう警告する科学者らもいる。ネルソン氏のアイデアは非常に面白く興味深い手法であるが、そのリスクは未知数。気候変動が進み、どうしようもなくなった時のための「プランB」に過ぎないということだ。

プランBを必要とする日が来ないことを祈りたいものだが、いざその時がきたならば、この世に巣食う悪霊たちを一掃する「お清め」という意味での嬉しい副次的効果も得られるかもしれない。


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